2005 Autumn

多くの企業が「バリューマネジメント」を活用して、企業価値創造の最も大きな要因である「ファンダメンタルズ」(企業の基礎的な経済価値)の向上を実現してきました。しかし、企業の本来の価値を市場での評価に反映させるためには、これだけでは十分とは言えません。ファンダメンタルズの向上に加えて有効な打ち手となりうるのが、「バリュエーション・マルチプルの有効活用」と「フリー・キャシュフロー活用上の優先順位の再考」です。今号では、このふたつの側面を取り上げます。 

  • 評価ギャップを解消する
    企業は長期的視点でファンダメンタルズを高めることに焦点をおきつつ、短・中期的には、資本市場が自社の価値をどのように評価するかを十分考慮する必要があります。投資家の期待が反映されるバリュエーション・マルチプルを左右する要因を解明し、評価ギャップを解消するための手法を、先進企業の事例を基にご紹介します。 

  • 配当政策の再考
    経済環境の大きな変化のなかで、配当政策は、企業価値創造のうえで軽視できない要因となりつつあります。配当や増配を行なうか否かは各企業の状況次第ですが、配当方針の再考は、フリー・キャッシュフローの活用のしかたや、中核をなす株主の特性、投資家に対するコミットメントを考えることにつながります。

*BCGのバリューマネジメントの考え方や手法について詳しくは、下記の出版物をご覧ください。 

2005 Summer

営業機能のない企業はありませんが、営業が「眠った経営資産」となっている企業が多いのが実情ではないでしょうか? この眠った資産を活性化し、自社の潜在能力を実現するための視点と打ち手をご紹介します。

  • 消費財企業の営業改革8つの視点
    BCGが世界各地のさまざまな業界の企業の営業改革をお手伝いするなかで、「営業部門の致命的欠陥」と呼ぶべき問題を背負っているために、潜在能力を発揮できない企業を数多く目にしてきました。消費財企業の例を中心に、営業を見直すうえでの8つの着眼点を提示します。 

  • 「中間層引き上げ」と「潜在顧客管理の向上」 - 金融機関における営業生産性向上(SFE)
    既存顧客からの収益を最大化し、系統的に新規顧客を開拓していくことのできる強力な営業部隊は、金融機関の収益拡大と成長の大きな武器です。業績の飛躍的向上に大きな力を発揮する、「中間層の引き上げ」と「潜在顧客管理の向上」に焦点をあてて、営業力強化のポイントを解説します。

*展望 Vol.156 「営業現場を変える:SFE(営業生産性向上)」 もあわせてご覧ください。

2005 Spring

  • 組織ピラミッドの再構築
    合理化を進める一方で、役員・管理職の体制は、管理階層が多すぎ、コントロール・スパンが非常に小さいという、いびつな構造になっている企業は少なくありません。このような企業では、役員・管理職の体制簡素化(Delayering)に焦点を当てて組織ピラミッドを再構築することで、意思決定の質とスピードを飛躍的に高めることができます。組織ピラミッドの現状を分析し再設計するアプローチと、効果的に実行するための原則を提示します。 

  • 中間管理職の再発見
    1991年に米国で書かれた本論考は、70年代から80年代の日本企業の活力あるミドル(中間管理職)を念頭において、米国企業のミドルの再活性化を唱えています。戦略や変革を実行する質とスピードはミドルにかかっています。いまの日本企業にとっても、ミドルの役割と価値を再考するきっかけになれば幸いです。

2005 Winter

「徹底力を高める」という視点で、企業の戦略が組織の血や肉となる要件を探ります。 

  • 「規律」と「動機づけ」:コミットメントを高めるテコ
    従業員のオーナーシップやコミットメントを最大限引き出し、最高のパフォーマンスに結びつけるには、どうしたらよいのだろうか? これを実現するために必要な2種類のテコ―「パフォーマンス規律」と「動機づけ」―の両方に焦点を当てたアプローチについて解説します。 

  • DICE:変革プロジェクトの成功確率を高める
    DICEとは、BCGの多くの変革実行支援経験から生み出された、変革の成功確率を高める手法です。変革実行の成否を左右する4つの要素―Duration(期間)、Integrity(遂行能力)、Commitment(コミットメント)、Effort(負荷) ― を総合的に評価することで事前に成功確率や障害を見きわめ、診断結果に基づく的確な打ち手をとることにより変革を成功に導く方法論を、事例を基にご紹介します。

景気後退に克つ戦略

生き残るためには収益力強化、
効率性向上が必須です。しかし、
勝者となるためにはこれだけでは
不十分です。景気後退を変革の
チャンスととらえて、持続的な
優位性構築への道すじをつける
必要があります。MORE

グローバリティ

「グローバリティ」 とは、あらゆる国
の、あらゆるプレーヤー と、あらゆる
ものを争う時代。
新興国発チャレンジャー企業が独自
のモデルで 次々頭角を現しています。
MORE

不況後の競争はもう始まっている 景気後退期の戦略行動とは何か

金融危機と世界的景気後退を乗り越え、不況後の新たな世界で勝者となるためには、何を考え、何をなすべきか  MORE

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