2003 Autumn

「不透明な時代こそ、原点に帰り、戦略を見つめなおそう」という視点から、戦略の基本に関わるトピックを特集しました。皆様が自社の競争優位の源泉を再度見つめ直す刺激剤になれば幸いです。 

  • シェアの価値
    BCGの創業者、ブルース・ヘンダーソンは、The Rule of Three and Four(1976)と題した小論文のなかで、「競争市場が均衡を保っている場合、主だった競合企業の数は最多で3社であり、彼らの市場シェアの格差は最大で4倍である」と述べています。その後30年近く経た現在も、この法則は有効です。現代の競争戦略の観点からシェアの維持・拡大の重要性を再提起し、そのためのカギは何かを考察します。 

  • ポートフォリオの再発見 (BCGクラシックス)
    プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)は、1960年代に開発されて以来、一大ブームが去った後も多くの経営幹部に示唆を与え、とりわけビジネスサイクルの変局点でクローズアップされてきました。時を超えた、PPMの本質的意味について再考します。
    (本稿は、『展望Vol. 88. (1986/10) ポートフォリオ理論の復活』を再編集したものです。)

  • 時間という武器:タイムベース競争 (BCGクラシックス)
    BCGが日本企業の優位性に関する研究を基に80年代後半に発表した「タイムベース競争」というコンセプトは、世界各地のさまざまな企業で実践されてきました。それに従い、欧米の経営者が信奉してきた競争優位の公式は、「最高の価値を最低コストで提供する」から、「最高の価値を最低コストで最短時間内に提供する」へと塗り替えられていきました。 本稿では、時間という切口での企業オペレーションの分析から見出された法則性と、タイムベース競争の事例をご紹介します。
    (本稿は、Rules of Response (1987) と Time-Based Results (1993) を統合・再構成したものです。)

2003 Summer

縮小均衡から脱するうえで、M&Aやジョイント・ベンチャー(J/V)という“飛び道具”はチャンス、リスクともに大きい劇薬です。この劇薬をどうしたらうまく活用できるかを考えます。 

  • M&Aによる再成長
    不透明さと悲観的観測に包まれた現在のビジネス環境にもかかわらず、M&Aを通じた再成長の機会を探索する企業も出てきました。最近のBCGの調査では、株式市場が活況な時よりも低迷している時に行ったM&Aの方が、長期的にみて高い株主利益を創出できる可能性が高いという結果も出ています。
    M&Aを通じた成長戦略を成功させるためのカギは何か、どこに成長機会を求めるのか、について考察します。 

  • “ナイキ、デル型”金融ビジネスモデル: M&Aによらない規模獲得
    M&Aに頼らず、スピーディに規模を獲得するうえで、J/Vはどんな場合に有効か?
    自前の垂直統合型ビジネスモデルの見直しを迫られる金融業界において、J/Vの活用によりナイキやデルのような“オーケストレーター”(注) 型ビジネスモデルへ転換を図るメリットと、その成功のカギについて考えます。 
    (注) “オーケストレーター”とは、顧客リレーション、流通ネットワーク、ブランド・マネジメントといった戦略的能力を最大限に活かしながら、非中核分野はJ/Vによる共同化やアウトソースにより効率化するというやり方をとるプレーヤーをさします。詳しくは、「展望」Vol. 137をご覧ください。

2003 Spring

  • 「プライシング:デフレ下の収益向上」
    「人件費、製品原価、販売価格。それぞれを1%ずつ改善した場合、収益やキャッシュフローに与えるインパクトが最も大きいのはどれか?」
    答えは、当然価格。大部分の企業では、他の二つを改善する場合の数倍から十倍以上の効果があります。では、それぞれの改善について、全社的プログラムを作り、システマティックに取り組んでいる企業の数はどうでしょうか? ご想像の通り、価格(プライシング)について取り組んでいる企業が最も少ないのが実情です。今号は、複数の業界のプライシング事例をとりあげます。 

  • 実現価格アップ:販促コストのマネジメント
    消費財企業において実現価格を向上させるためのカギを握る販促コストに焦点を当て、収益改善のメカニズムを科学的に解明し、体系的に営業活動を変革していくアプローチをご紹介します。 

  • 金融サービスにおける戦略的プライシング
    競争が激化し、スィッチングコストも低下する金融業界において、効果的なプライシングを行うための7つの原則を、先進企業の事例を交えながらご紹介します。 

  • 産業財企業の最適プライシング
    価格の下降圧力や価格コントロール力低下に悩む産業財企業のお手伝いをさせて頂いた経験を基に、収益を最大化するプライシング戦略の策定・実行への4つのヒントをご紹介します。 

*展望 vol.148 「デフレの定石:3+1」もあわせてご覧ください。

2003 Winter

  • 中国で儲ける(1):“ワナ”からの脱却”
    “中国投資のワナ”から俊敏に抜け出し、中国への投資を実らせるにはどうしたらよいのか? 複雑で多様な巨大市場で、自社の真のポテンシャルを実現するための戦略的アプローチと成功のカギについて考えます。 

  • 中国で儲ける(2):消費者進化の波に乗る
    中国市場で勝ち残るために重要な消費者セグメントとその素顔は? 爆発的な需要増大の背後にある新世代の消費者層のプロフィールと、彼らのニーズや潜在的願望に応える商品・サービスを提供するためのヒントをご紹介します。

景気後退に克つ戦略

生き残るためには収益力強化、
効率性向上が必須です。しかし、
勝者となるためにはこれだけでは
不十分です。景気後退を変革の
チャンスととらえて、持続的な
優位性構築への道すじをつける
必要があります。MORE

グローバリティ

「グローバリティ」 とは、あらゆる国
の、あらゆるプレーヤー と、あらゆる
ものを争う時代。
新興国発チャレンジャー企業が独自
のモデルで 次々頭角を現しています。
MORE

不況後の競争はもう始まっている 景気後退期の戦略行動とは何か

金融危機と世界的景気後退を乗り越え、不況後の新たな世界で勝者となるためには、何を考え、何をなすべきか  MORE

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