Impact & Expertise

イノベーション・商品開発

イノベーション・商品開発は企業成長の原動力ですが、多くの企業において巨額の開発投資に対するリターンが十分得られていないのが実情です。イノベーションの成果を事業として結実させるためには、優れたアイデア/コンセプトを創出するだけでなく、それをキャッシュ創出につなげていくための機能部門間/企業間のカベを超えた包括的なプロセスが必要です。

BCGでもイノベーション・アイデアの創出から、ポートフォリオ・マネジメント、商品開発、商品化、ライフサイクル・マネジメントに至るイノベーション・商品開発力強化のためのプロジェクトが増加しています。

基本コンセプト
  • イノベーション・商品開発のチャレンジ

    最近のBCGの調査でも、グローバル企業の経営者の69%が、イノベーション・商品開発を経営の最重要課題としてあげています。と同時に、57%の経営者が「自社のイノベーション・商品開発に対する投資は十分なリターンを生み出していない」と答えています。

    巨額の研究開発投資、優秀な研究者/商品開発担当者、優れた技術/アイデア/コンセプトは、それだけでは必ずしも企業/事業の成功には結びつきません。BCGは「イノベーションをキャッシュに転換する」プロセスが成功のためのカギであると考え、「ITC (Innovation-to-Cash)」と呼んでいます。研究開発、新商品開発という狭義の領域を超え、アイデア/コンセプト創出から、ポートフォリオや資源配分の最適化、発売後のシェア最大化、ライフサイクル・マネジメントまでの包括的なプロセスとして、ITC全体を効果的にマネージしていくことが必要です。 

  • 「リターン・オン・イノベーション」を最大化する

    「イノベーションをキャッシュに転換する」プロセスを最適化していくためには、全ライフサイクルにおける累積キャッシュフローを最大化するためのドライバーを明確にすることがまず必要です。

    事業/商品特性や自社の現状に応じて、インパクトの大きい少数のドライバーを特定し、そのうえで、ROI―「リターン・オン・イノベーション」を最大化するための効果的な打ち手を構築していきます。
    たとえば、次のような要素があげられます(図1)。

    • イノベーションの基になるアイデアの有効性を高めるとともに、開発失敗リスクを低減する
      ポートフォリオをうまくマネージすることにより、投資効率を最大化する。併せて資源配分の最適化を図る

    • 発売までの開発期間を短縮する

    • 研究開発の生産性を向上する

    • マーケティング・ミックス、マーケティング上の資源配分などを最適化し、マーケティング投資の効果を最大化する

    • 発売後売上がピークに達するまでの期間を短縮する

    • 市場シェアを最大化する

    • キャッシュフローが最大化するよう商品ライフサイクルをマネージする(例 ライフサイクル延長による価値最大化)

  • 最適な「ITCモデル」を構築する

    ROIを最大化するためには、アライアンス、外部資源の活用も重要な要因となります。ITCの体制には、大きく分けて三つのモデルが存在します。

    第一にITCのすべてのプロセスを自前で行う「インテグレーター」、第二に主要なプロセスのみを自社で行いその他はパートナーに任せる「オーケストレーター」、第三に商業化のすべてのプロセスを他社に任せる「ライセンサー」です。

    各モデルの必要投資、収益、リスク、必要なスキルは大きく異なります。多くの企業が「インテグレーター」モデルに固執してしまう傾向がありますが、事業、イノベーションの特性に応じて最適なモデルを選択、構築していくことが重要です。

最近のプロジェクト事例

BCGでは、ハイテク、医薬、消費財、産業財などの幅広い業界で、イノベーション・商品開発に関するプロジェクトが増えています。
開発ポートフォリオの見直し、R&D体制、プロセス改革、商品開発能力向上、アライアンス・ライセンシングの活用など、最近の代表的なプロジェクト事例を図2にあげます。

プロジェクト・アプローチ
商品開発・イノベーションのプロジェクトでは、通常まず2ヶ月程度の期間でフェーズI(現状診断)を行います。
経営トップインタビュー、開発ポートフォリオ分析、プロジェクト事例分析、ベンチマーキング、社内意識サーベイなどを通じて、自社の商品開発・イノベーションプロセスの課題、およびフェーズIIでの打ち手の方向性を明確化します。フェーズII(打ち手策定のアプローチ)は、フェーズIの診断結果に応じて異なりますが、代表的な例としては、
  1. イノベーションからのキャッシュリターンを最大化するためのポートフォリオ最適化
  2. 開発・イノベーションのタマ出しの仕組み/能力の強化
  3.  商品開発プロセス全体の生産性/質/スピード向上のためのプロセス改革
などを4~6ヶ月の期間で行うケースがあげられます。
さらに、フェーズIIIとして策定した打ち手の実行支援を行うケースも多く存在します(図3)。
関連出版物
書籍
記事 
 
レポート等

 

Social Impact

BCGではコンサルティングを通して培った独自のスキルや知見を、社会貢献活動に役立てています。GO

Publications

定期刊行物/書籍のご紹介、報道/取材に関するお問い合わせはこちらをご覧ください。GO

Careers

BCGで働く魅力をご紹介します。 GO

Bookmark This Page

Del.icio.us Digg Reddit Facebook Stumble Upon